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第1回:台湾旅行記

 沖縄農園代表取締役 具志堅正秀(ぐしけんまさひで)によるコラム集

立派な看板が、私をお出迎え(台東農会入り口)

好感が持てる清潔な加工場内
 台北国際食品展を参観するために2001年6月14日より17日まで台湾に行ってきた。これまでにも台湾には、簡単な機械を購入するなど幾たびか訪れていたが、かねてから台湾の農業や農産品加工現場を見学したいと思っていた。その願いが通じか、縁あって台東県の農会(日本のJAに相当)を訪問する機会を得て交流を図る事ができた。

台東県は台湾南部の東海岸にあり、台北から飛行機(MD90)で50分ほど。空港のカウンターで農会までのタクシー料金を確認すると約500元(約1800円)とのこと。田舎の空港なのでタクシーを利用する人はほとんどいないらしく、台北に比べてかなり高い感じを受けた。ひとまず、バスで市内に移動し、得策を練ることにした。ちなみにバス賃は19元だった。 

市内を散策後、いよいよ目的の農会へ。しかし、農会のバスはなく、諦めてタクシーを利用することにした。台東ではタクシー料金は交渉しなければならない。空港で聞いた料金を参考にしながら、声を掻けてきたタクシー運転手と交渉。3人目の運転手と300元で見事交渉成立。車中、日本の製品や景気の話題になったので、『不景気に慣れてしまった』と、話したら大笑いされた。ブロークンな北京語で会話が弾むうちに農会へ到着した。
台湾農会の新しい加工場とショッピングエリア

台湾 納会の皆さんとの記念撮影

 農会は台湾の有名な知本温泉の近くにあり、最近完成したと思われる真新しい加工場や購物中心(ショッピングセンター)を見学した。職員は180名程で、加工場は一時加工場、乾物センターなどがあり、加工場では どくだみ茶・ローゼル茶・パッションジュース・蜜飴 などを生産している。台北で行なわれている展示会にも出展しており、お茶の販売に力を入れていた。 台東県の農産品として、お釈迦様の頭のような形をしていることから"釈迦頭"と呼ばれている果物・蛮レイシが有名で、大変甘く、観光客の土産品としても人気が高いという。

台東農会の方々と、沖縄農園のゴーヤージュースやハーブのローゼルについて意見交換を行ない、また熱帯果樹パッションフルーツの購入についても話し合った。 農会の理事長や組合長、理事などと昼食の席では、特産品談義に花が咲き、大いに盛り上がった。台湾の農協も農業関係だけでは経営が厳しいとのことで、保養施設の経営に乗り出し、温泉や野外施設、ホテルなどの宿泊施設などの地の利を活かした多角化経営を行なっていた。みなさんとの別れを惜しみつつ、10月の再会を約束して、台東県を後にした。