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第7回:さとうきびジュース

 沖縄農園代表取締役 具志堅正秀(ぐしけんまさひで)によるコラム集

さとうきびを片手に、美女登場


  サトウキビは砂糖や黒糖の原料であり、沖縄のサトウキビ畑ではキビ刈りの風景が見られます。農家にとって、家族総出の作業はたいへんでしょうが、家族の絆を確かめるよい機会かもしれません。


 子供の頃はサトウキビをおやつ代わりに良く食べました。しかし、今ではサトウキビの皮が硬いので、歯が弱りかけている私には皮をかじってむいて中身にかじりついて食べることは、とても無理なことです。そこで手っ取り早くジュースにして飲むことは誰しも考えることです。実は私は24年前に搾りたてジュースを売り出したことがあります。外国で見た機械を手に入れて、見よう見真似でキビ刈から洗浄、皮むき、カット、冷凍し、店舗での搾什、販売と一人で運営したのですが、なれないことでうまくいかず、結局は続けることが出来ませんでした。今はいとこにゆだねましたが、その時、いろいろ試してわかったことですが、キビジュースはキビの表面についているロウ分を落とさないとおいしくなりませんでした。のど越しがなぜかよくないのです。機械で削り落とす作業もたいへんでしたが、メロンにも似た味になったことを覚えています。


 そのことは砂糖を作る場合にも言えるようです。
四国の有名な和三盆糖は、皮を除去した絞り汁から作ります。皮のままの搾汁すると、味に微妙な、しかし、大きな影響を与えます。ジュースにしても砂糖になってもその違いははっきりわかるんですね。沖縄で最近和三盆黒糖ができ、大注目されているという新聞情報がありました。私も黒糖ケーキを和三盆黒糖でさっそく試作しましたが、しつこくない・上品な味に仕上がりました。ただ、黒糖の持つ苦味や粘っこい味が消えて、黒糖の味としては物足りないかな?と感じたのです。


  サトウキビジュースは暑い夏には原料が未熟で収穫できず、豊富な冬場は寒いのでジュースとして飲むのは。。。搾りたてでないとすぐに緑色から茶色に変色し発酵してしまう為、つくり置きもできないし、なかなか飲む機会がないですね。


懐かしいサトウキビジュース飲んでみたいので、また、搾ってみようかなと思うこのごろです。