

実はこの草、だいぶ前の新聞で見たのですが、別名アメリカセンダン草とも呼ばれています。アメリカ兵の軍靴とともに沖縄戦後にやってきて、沖縄に定着したとのことでした。太平洋の島でもアメリカ兵の行くところに置き土産として生えているようです。そしてよほどこの土地にあうのか、たくましいのか、瞬く間に沖縄中に広まったのです。とにかく空き地があればそこに、道の路肩や、街路樹の植え込み、果てはコンクリートの隙間などにもそれこそあっという間にはえてしまいます。刈り取ってもすぐに大きくなり、嫌われ者です。しかし、こんなに生命力にあふれているのだから、何かとりえがあるかもしれません。あまりにも手を焼かされるので、食べてみることにしました。 やわらかそうなところを刈り取り、なべで茹で、お浸しにしました。
適当な大きさに切り、ポン酢を加え、まず一口・・・
ごわごわして食べずらい、味は春菊に似ている、少し苦い、そして青臭い、
何とか3口くらい食べましたが、もう少し細かく斬ればよかったかなと感じました。
食用としては難があります。よほどの食料不足であれば無理してたべるかな?
どうなんでしょう。あとで、聞いたのですがどこかのハーブ喫茶で細かくせんぎりお浸しにして出しているとの話です。また、沖縄の蜂蜜はこの草のあるおかげだとも言われています。もしかすると、有用な成分が見つかり大いに利用されるかもしれませんね。ギンネムという沖縄のどこにでもある雑木の葉っぱが今ではギン茶として売り出されていたり。
どこかの研究室で密かに役に立つものとして、研究されていることを願います。