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第12回:ゴーヤービジネス

 沖縄農園代表取締役 具志堅正秀(ぐしけんまさひで)によるコラム集

 夏本番ですが、皆様は元気に、暑い夏を乗り越えていますか?沖縄では、夏ばて防止に昔から食べている野菜チャンピオンがゴーヤーです。ゴーヤーは、加熱してもビタミンCの損失が少ないといわれ、どこの家庭や食堂でも、ゴーヤーチャンプルー(ゴーヤー炒め)が定番です。

 県内の野菜の作付面積は1990年から2001年までで16%も減少していますが、ゴーヤーだけは107,6%と2倍以上増加しており、6920トンの生産量となっています。これは健康志向やテレビなどで取り上げられた影響が大きいのですが、何よりも私が思うに、苦いという味覚は一度覚えると病み付きになるからだと思います。また、TVのCMで青汁などの苦さ=健康のイメージもあるでしょう。県外出荷が大きく伸び、沖縄といえば『ゴーヤー』というように、知名度も上々です。最近ではあるテレビ番組でゴーヤー茶が体脂肪減少に効果が高いと放送された影響もあり、今年は大変な売れ行きです。お茶のみならず、多彩なゴーヤー料理はもちろん、ゴーヤーチップス、乾燥ゴーヤー、ごーやーちんすこう、ゴーヤーケーキ、ゴーヤーサプリメント、ゴーヤーカレー、ゴーヤードレッシング、ゴーヤーアイス、ゴーヤーローションなどなどたくさんの加工品がでてきました。

 このように多くの企業で加工品の取り組みがあり、また、本土大手企業もゴーヤーの名前を冠した商品を登場させており、今後ますます増えるものと考えられます。また、苦瓜=にがうりと言わず、ゴーヤーが一般化しています。九州南部でも永くつるレイシと言われていましたが、ゴーヤーで通るようになったようです。  ビジネスとしてのゴーヤー活用。私も沖縄農園創業のころからゴーヤーは日本の食卓に欠かせないものになるはずと考えて、ジュースはもちろんゼリー、ジャム、ケーキなど商品化しました。

  県内のゴーヤー活用成功事例第一号ははなんと言っても”ジェフ”というファストフード企業が10年程前から売り出している『ゴーヤーバーガー』でしょう。玉子とじで食べやすいですよ。まだの方は試してみてはいかがでしょうか。

ゴーヤーもいろいろなアイディアで苦さも甘くなるかもしれません。

 最後になりましたが、私共が製造しております『トロピカルドリンクゴーヤー』の原料価格が高騰し、品不足したため、お客様にご迷惑をお掛け致しました。なんとか昔からの付き合いのある農家との連携でようやく再開できるようになりました。
今後とも 『トロピカルドリンクゴーヤー550ml』 をご愛飲頂けるよう、お願い致します。