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第18回:トローピカルウーンビーチ

 沖縄農園代表取締役 具志堅正秀(ぐしけんまさひで)によるコラム集

 沖縄県恩納村に老舗高級リゾート、ムーンビーチホテルがあります。ここは米軍が一時期、専用ビーチとして利用していましたが、すぐに沖縄へ開放になったところです。そのころのムーンビーチを砂の浜辺が三日月の形をしているので「月の浜」といっていました。とてもきれいな海水浴場で、家族と共に泳ぎに行ったものです。

 さて、とある若者がここに来て、「ああー、ここがトロピカル・ムーンビーチか」と言いました。

すると近くにいた沖縄オジーが、「エー兄さん、こんなこといみそってはいけないよー」と言い、続けて『ここは「りきやーしかいないビーチだよー」(頭のいい人)』と言いました。

さっぱり意味のわからない青年は『トロピカル・ムーンビーチ』でしょうと繰り返すと、ここは『トロービカルウーンビーチではない』とまたも正すように言いました。

 若者のみなさん、沖縄方言で『トロービカルウーンビーチ』と言ったら、「あほしかいないビーチ」という意味なのです。くれぐれもオジー・オバーの前では、その言葉は言わないようにしましょう。それと「♪となりのトットロ・トットロ♪♪」と歌ってはいけません。この歌がはやった時、私の母が孫にこの歌は歌わないように申し付けていました。お分かりですね、隣のトロイ奴いう意味なのです。