おきなわコラム > 第21回:打花鼓『ターファークー』

第21回:打花鼓『ターファークー』

 沖縄農園代表取締役 具志堅正秀(ぐしけんまさひで)によるコラム集

 沖縄では8月の旧盆の頃になると各地の青年会による「エイサー」が盛んに行われます。その中で異彩を放つのが、中城村伊集(なかぐすくそんいじゅ)のターファークーです。 この踊りは中国伝来で、他のエイサーが本土の念仏踊りをルーツにしているのとは大きな違いがあります。服装から、踊り方、楽器にいたるまで中国風なのです。ですから、漢字で書くと「打花鼓」現代中国語でも同じような発音です。

 ところで、隣町の私の住んでいる宜野湾市あたりでは「ターファークー」といったら、いい加減とかでたらめなとかの意味でしか使われません。よその土地では使われませんが、「ターファークーしぃよーし」いい加減なやりかたをして、という使われ方をします。きっとその踊りをみた人たちにはいいかげんな踊りに見えたのかもしれませんね。近年のエイサーは勇壮でばっちり決まっているので、その対比で言われたのかもしれませんね。同じ異文化に接したときの感じ方もいろいろだと思います。