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アボカド

クスノキ科原産地:熱帯アメリカ
 自然木では高さ7〜8mに達する常緑高木で、やや肉厚の葉が密生し、枝の先端に淡い黄緑色の香りのいい小花をつけます。果実は球形・卵型・洋ナシ型などがあり、バター状の果肉は栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。日本では、柑橘類生産地である和歌山・静岡を中心に栽培されています。
 種からの生育は開花に3年、結実までに4年以上を要し、人工受粉あるいは受粉樹を近くにおいて受粉を促します。生育適温は25度〜30度前後ですが、比較的寒さに強く、冬期に充分な防寒対策(温度管理・霜対策)を行なえば、容易に実をならせることが出来ます。
 アボカドは収穫後2種間ほど追熟させると、味が濃厚になります。そのまま食べてもよし、果肉をペースト上にしてパンに塗ったり、サラダとして食されます。最近ではわさび醤油との相性がよいということで刺身との和え物に多く使われています。沖縄県では、空港や果物屋に少量出回る程度の栽培量です。しかし、家庭菜園での栽培は盛んに行なわれており、ホームセンターで3年ものの苗を販売しています。