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スモモ

バラ科原産地:欧州の当方・アジアの中西部
 植物学上、スモモとして分類されているのは約30種あるといわれています。大別すると欧州系(ドメスチカすもも/主に乾果用)、アメリカ系すもも、東洋系(ジャパニーズプラム)の3種となる。東洋系のスモモは、日本及び中国大陸に広く分布し、風土に対する適応性が広く結果期に達するのが早く、豊産性です。
 すももの品種は数が多いのですが、休眠の関係から亜熱帯と熱帯では適応品種が異なっています。沖縄県では亜熱帯地方に属するので、低温要求性の少ない南方系のすももでないと栽培が難しく、花螺李に限定されます。
 栽培方法としては、樹体は冬の気温や夏の高温にもよく耐え、特に問題はありません。しかし、すももは花芽分化のために低温要求性があり、冬期に気温が低下するほうがむしろいいでしょう。開花期の強い季節風は、着果を悪くするので、寒風があたらないように注意します。

●花螺李(カラリ)
 台湾の新竹の原産。樹勢は中くらいで、開張性である。熟期は5月から6月中旬で、果実は40gと小さく、果皮果肉とも暗赤色である。果肉は硬く、酸味が強いので、加工用に適する。

●福茜
  県内では未だ普及していない。奄美大島で栽培され、花螺李より早熟で、生食向きである。
  樹勢は中位で、開張性、枝は花螺李よりもやや太く、発生もやや密である。自家不結実性であるが、花芽の着生よく、豊産性である。熟期は花螺李より15日程度早い。果形は円形、果実量は40g程度、果皮は濃赤色で光沢がある。果肉は淡黄色でやわらかく、緻密で多汁、生食に向いている。

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