
たんかんの学名は、Citrus tankan HAYATA
たんかんとは……
『ポンカン』と『スイートオレンジ』の自然交配で出来た柑橘系の果物です。
オレンジとミカンの交雑種のため、タンゴールの仲間となります。
タンゴールには、清見、いよかん、マーコットなどがあり、東洋の名果と言われています。
原産地は中国広東省といわれ、日本では、亜熱帯気候地域の沖縄県と鹿児島の一部で栽培されています。
たんかんは非常に香りが高く、ひと皮むけば、柑橘系特有の優しい・甘い香りが部屋を包みます。
四月に花が咲き、収穫までに10ヶ月ほどかかり、一月中旬から三月上旬に旬を迎えます。
たんかんの特徴は。。。?
とてもデリケートな果実で、表皮が傷つきやすく、見た目はあまりよくありません。
しかし、デコボコとした皮をむけば、果肉はひと粒ひと粒が大きく、食べ応えがあります。
種が少ないのも大きな特徴です。
たんかんは、他のミカンに比べて香りがよく、またとってもジューシーで、中からあふれ出す果汁は優しい甘さです。
オレンジを凝縮したような味わいで、一つが二つ、三つとついつい食べてしまいます。

たんかんには、かんきつ類随一のビタミンCが含まれ、温州みかんに比べて約2倍といわれています。
また、ノビレチンやヘスペリジンという、みかん由来のポリフェノールが含まれています。
主な産地は?
那覇空港より車で2時間余り過ぎたあたりの、沖縄本島北部(おきなわほんとうほくぶ)と呼ばれる、自然が多く残る地域が、沖縄のみかんどころです。

たんかんは、亜熱帯気候のなかでも、比較的寒暖の差があったほうが、甘くてジューシーな果実が実るので、本島でも北に位置する場所が最適なんですね。
産地としては、
名護市(なごし)や国営沖縄海洋博記念公園がある・本部町(もとぶちょう)、シークヮーサーの一大産地である・大宜味村(おおぎみそん)、
女子プロゴルファーの宮里藍選手を輩出した・東村(ひがしそん)、
天然記念物ヤンバルクイナが生息する・国頭村(くにがみそん)が、代表的な産地です。
たんかんの人気上昇とともに収穫量も増加していますが、鳥や台風被害など、沖縄ならではの天災被害もあり、農家はその防止策に頭を悩ませています。
鳥も美味しいもの好き!?

たんかんの産地、やんばると呼ばれる地域は、昔ながらの大自然が広がり、自然の恩恵から様々な農産物や菊などの栽培が盛んな地域です。それゆえ、数年前から、カラスが多く住みつき、天塩を掛けて育てた農産物をついばみ、台風などの自然災害とともに農家の頭を悩ませています。
それを防ぐ為に、鳥よけのネットを花が咲き終わった時期(4月〜5月)にかけて、木全体的に覆います。しかし、鳥はとても頭のいい動物で。。。ネットの隙間からついばむものもあり、収穫前には二重に掛けたり、鳥に食われないように最善の注意を払っています。カラスもすずめも “みかんじょーぐー” の美食家ですね。

さらに、沖縄の冬は、冷たい季節風が吹き荒れ、せっかく実ったたんかんを落とす恐れがあります。また、たんかんはとてもデリケートな果物で、少しでも枝がこすれてしまうと、実に傷が入ってしまいます。中はまったく問題ないのですが、表面に傷がつくだけで、商品価値が落ちてしまいます。そのため、畑の周囲を防風林(ふくぎ)で囲み、風被害がでないように心がけています。
ちょっと固めのたんかんは、こうしてむきましょッ!

たんかんの実は、大きいもので7cm 小さくても5cmほどで温州みかんより大きく、またその皮は厚みがあり、むきにくい時があります。そのときは、へそと呼ばれる部分に十字に切り込みを入れて食しましょう。硬い皮をむけば、軟らかくて、ジューシーなたんかんの実が現れます。う〜ん、待ち遠しい。。。!

たんかんは“皮”も再利用
みかんって、中の果肉は美味しいけれど、皮の使い方、処分の仕方に困りませんか?
その点、たんかんは、皮までも使えるんです。
農薬散布のあとに実をつけるので、皮の表面に余計なものがつかず、安全に使うことができます。
たんかんは果実の特製上、傷が付きやすく、表面がゴツゴツしていますが、見た目以上に皮まで楽しめる、とても経済的なフルーツです。
- たんかん風呂
皮の上面をサッと洗い、お風呂に浮かべるだけ。
春の訪れを感じさせるたんかんの甘い香りがお風呂場いっぱいに広がります。
浮かべる量はお好みで。
- マーマレード
たんかんの果肉を使って手作りジャムを作る方も多いと思いますが、安全な皮も一緒にマーマレードにしちゃいましょう。
手作りのジャムって温かみがあっていいですね。
材料:たんかん10個/砂糖500g程度(お好みで)/レモン適量
1)たんかんを4個、皮をむき、さらに薄皮を取り除き、果肉部分を取り出します。
2)4個分の皮を細切りにし、沸騰したお湯に入れ、灰汁を取り除きます。
3)残りの6個、皮をむき、実の部分だけを使用します。
4)実の部分と、2)で灰汁を取り除いた外皮を合わせ、砂糖をふりかけ、2時間ほど置き、水分を引き出します。
5)4)を強火にかけ、灰汁を取りつつ、煮詰めます。
6)スプーンにとり、ポトポトとゆっくり落ちるようになれば完成です。
- たんかんティー
外皮を自然乾燥で3日程度乾燥させ、紅茶とともに入れます。
たんかんの香りがほのかに漂い、優しい味わいが広がります。

沖縄農園の“たんかん”を召し上がっていただいたお客様から
東京在住 S様 「たんかん」というみかんは、沖縄旅行の際に見つけてファンになりました。温州みかんとは違った味わいに、老夫婦の冬の楽しみになりました。たんかんに出会ってとても嬉しく思っています。
福島在住 A様
贈答品としていただきました。こんなに味が濃いミカンは初めてですね。ある意味感動的でした。うちの2歳の息子も“おいしいよ、ママ”といいながら、いっぱい食べてくれます(偏食気味なんですが、たんかんは大丈夫のようです)。次回は是非、自分用で購入します。
長野在住 T様
昔、沖縄に住んでおりましたので、この時期になるとたんかんが待ち遠しくて、オロオロしてしまいます。屋久島や奄美のたんかんも食べましたが、やっぱり沖縄産がフルーティーで私好みです。近所におすそ分けしましたが、どの方にも好評で「私、あんまりみかん系が苦手なんだけど、これなら食べれるわ」なんて、言われて、私も紹介した甲斐がありました。これからも頑張ってくださいね。
北海道 A様
北海道の2月は非常に寒く、雪が深いものですが、やっぱり沖縄は違いますね。だってこんなに太陽を連想させるくだものはないような気がするほど、甘みが深くて、大変美味しかったです。たんかんを使ったジュースもあるとのこと。今度はそれを購入してみます。
埼玉県在住・K様
ポンカンよりも優しい味わいなところが、私を満足させてくれる要素です。毎年食べたい果物ですね。
岐阜県在住・C様
雪深い岐阜にひと足早い春を届けてくれているように感じています。毎年どんなたんかんが届くのか、待ち遠しいです。果肉がたっぴりなところが毎年私に注文させられてしまう魅力です。



















沖縄でポピュラーな果実『たんかん』ですが、ここ、3年前の本土市場では、絶対数が足りず、人気も今ひとつでした。収穫量が少なく、県内でほとんどの量が消費されていました。
たんかんの実は、硬い外皮に守られています。













(株)沖縄農園