さつまいものルーツは沖縄にあった!
さつまいもが琉球(現:沖縄県)に伝わったのは、1604年と云われています。琉球国は台湾や中国と交易が当時盛んで、野國総管(進貢船の事務職長)が明(現:中国福建省付近)からの帰途、苗を鉢植えにして北谷間切野国村(現:嘉手納町)に持ち帰り、儀間村の地頭・儀間真常が総管から苗を分けてもらい栽培に成功したことから始まります。さつまいもは痩せ地でも育つことから、あっという間に琉球全域に広められ、王国民を飢餓から救ったと伝えられています。
さつまいもが全国的に広がるきっかけは1609年、薩摩(現:鹿児島県)藩主・島津家久が徳川幕府の許可を得て琉球を攻めたことにあります。薩摩は幕府による鎖国が続く中、琉球からの年貢および明、清との交易を通じて、異国の文物、情報を得ることになりました。
その後尚寧王より薩摩へ、また1698年には尚貞王より種子島へ送られ、種子島久基の命により種子島での栽培が始まったとされます。なお、三浦按針が1615年平戸(長崎県)に持帰
り九州で栽培が始まりました。
また、薩摩山川の前田利右衛門は、船乗りとして琉球を訪れ、1705年に甘藷を持帰り、近隣に広めて「カライモ」と呼び、やがて薩摩藩全域で栽培されるようになったと云われています。利右衛門は民間人として初めてサツマイモの栽培を広めたとされ、「甘藷王」として地元であがめられ、サツマイモの神様として祭られています。
紅いもとは。。。

- 名前 紅芋(べにいも)
- 英名 sweetpotato
- 原産:中米
- 産地:沖縄県
- 語源:肉色が赤や紫色しているところから。
- 別称:サツマイモ、唐(カラ)イモ、甘ショ
- 分類:ヒルガオ科
- 特徴:肉色が赤や紫色しているサツマイモの総称。沖縄においては、備瀬(びせ)、宮農36号の2種が主に栽培されている。
備瀬は皮色が白く、肉色は紫紅色。皮を傷つけるセンチュウに比較的強く、収量が宮農36号より多いため、栽培量が増えている。肉質は宮農36号よりきめ細かく、クリーミーで舌触りがよい。
宮農36号は皮色が赤紫色で、肉食は紫紅色。センチュウにより表面が傷つけられやすいなど栽培上の問題から、量が減ってきている。しかし、備瀬に比べて甘みに勝るのと、出回り量の少なさが逆に需要を喚起している。沖縄以外では、種子島紫という品種が作られている。また、加工用にはアヤムラサキと言う品種もある。
※補足:アヤムラサキ
アヤムラサキは鮮やかな紅紫色の果肉をもつ品種です。品種改良当初は、天然色素用として開発されていたのですが、独特な紅紫色に有効成分である“アントシアニン(抗酸化物質の「ポリフェノール」の一種)”が含まれていることがわかり、健康食品分野で注目されるようになりました。アントシアニンは、抗酸化物質のため、「アンチエイジング(老化防止)」で注目を集めており、ドリンクに加工され、市販もされています。ちなみに、“アントシアニン”は、赤ワインにも含まれています。
さつまいも生産高ランキング
さつまいもの各県の生産高ランキングを見ると(平成15年度)
1位 鹿児島県11,800ha(シェア30%)
2位 茨城県 7,010ha( 同 18%)
3位 千葉県 5,500ha( 同 14%)
でこの3県で全体の約3分の2を占めます。以下、4位 宮崎県、5位 熊本県で、九州地方が3県も占め、焼酎文化や独特のお菓子分野に広がります。
沖縄が何故ランクインしていないのか?
上記のデータを見る限り、沖縄県はランク外です。沖縄のサンゴ土壌では、さつまいもが育つ充分な要素があるというのに不思議でなりません。調べていくと、さつまいもは非常にデリケートな部分があることがわかりました。病害虫が発生しやすいという点です。現在、生のさつまいもは、沖縄諸島・奄美諸島・トカラ列島・小笠原諸島から持ち出すことが規制されています。空港や港では、手荷物検査や啓蒙活動で、病害虫が本州へ上陸しないよう、持ち込みしないさせないよう努めています。また、病害虫の駆除活動も行なわれ、徐々にですが、各諸島内での発生範囲も狭まってきています。ただ、蒸熱処理をおこなったもの、加工品については熱処理されているため規制はありませんし、皆様が食されてもなんの問題もございませんので、ご安心くださいね。































(株)沖縄農園